減塩とカレーとわたし。

たべたもの、ときどき、愛犬

シニア犬。開腹手術を受ける。~その3~

 

 

前回の記事

「シニア犬。開腹手術を受ける。」の第3弾

 

いよいよ入院・手術へ。

翌朝、もらった錠剤を飲ませようとすると、断固拒否!マジか!食べ物なら何でも食べる愛犬が!薬を飲まない!?

今まで薬をあげるのに全く苦労したことがなかったので、これは想定外。相当苦かったのか…?その後、一緒にあげたフードさえ食べなくなった。

 

これはまずい。

 

仕方がないので、ドライフードをふやかし、錠剤をつつみこむように一口サイズの餌をつくり、大人2人がかりで強制的に口につっこんで飲ませました。

コツは、口をあけたら、上あご奥のほうにそえるように餌をつけること。そのあと、口をとじて上を向かせて喉をそっとなでるように飲み込むのをサポート。しっかり飲み込んだことを確認しないと、手を離した瞬間「ぺっ」て吐き出します(笑)

 

なんとか薬を飲ませたことで吐き気は止まったものの、2日たっても食欲もなく便もでない。この時点で4日は何も食べていない状態なので、そろそろ栄養の心配も出てきました。薬を飲み切ってはいなかったのですが、何となくやばい気がして再度病院へ。

先生に状況を説明した結果「ここまでくると、開腹するしかない」とのこと。

 

ですよね。

 

「覚悟してきました、お願いします」即答でお願いしました。

あまりに即答だったので、先生もちょっと驚いていたのを覚えています。開腹手術となると、お腹に傷跡が残るし、麻酔の心配もあるし、少し迷う飼い主も少なくないんですよね。でも、もう選択肢ないと思ってたのでお願いしました。

 

その後

  • 血液検査
  • レントゲン
  • エコー検査

 

を行い、状態を確認。レントゲンとエコー検査で、気になる点が出てくる。

 

【胃と十二指腸の境あたりに黒い影】

→空気がたまっている。十二指腸に動けない=何かが詰まっている可能性

 

【十二指腸に黒い影】

→エコー検査で見てみると、十二指腸の一部に黒い影。腸を完全に塞いでいるわけではないが、明らかに何かがある感じ。

 

状況を確認して、そのまま入院。夜間手術が決まりました。診察室で絶望的な表情をした愛犬。ごめんよ…頑張ってきておくれ…

 

夜、19時45分

「今から手術を始めます。祈ってください。終わったら連絡しますね」先生からの電話を受けて、手術開始。

 

「祈ってください」って先生…めちゃめちゃ不安になるじゃないですか…(泣)

 

22時30分

「終わりました。頑張りましたよ。麻酔も切れて意識もはっきりしています」

 

よかったーーーーーーーーーーーーー(号泣)

 

【手術時間】1時間45分

※麻酔が切れて容体が落ち着いてから連絡をいただいたので、連絡を受けるまでには時間がかかりました※

 

【結果】

三角形のゴム製の平たい何かを丸飲みしていて、十二指腸に縦にはまっていた。薄い形なので、腸を完全に塞いでいる状態ではなかった。三角形のとがった部分が腸を傷つけていて、数か所壊死しかかっていたので切除。1日遅かったら、やばかった。即決して入院・手術を決めてくれたので生き延びた。

 

はぁーーーーー即決してよかったーーーー

 

ここで、和ませてくれる先生。

「この人のメンタル崩壊しちゃうんで、できれば明日の午前と午後とお見舞いにきてあげてくれませんか(笑)」

 

行きます(笑)

 

愛犬が少しでも元気になるのなら、何でもします。

 

なんとか手術を乗り越えた愛犬。11歳というおばあちゃん、頑張りました!神様、助けてくれてありがとう。先生、助けてくれてありがとう。

 

次回、メンタル激弱な愛犬の入院生活。